| このページは 間違いとはに関してが 2008年 04月 12日 17時18分53秒 にクロールしたキャッシュ情報です。 |
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間違いとは?
[ 120] 6:クリエイティブな間違い
[引用サイト] http://www7a.biglobe.ne.jp/~nomu104/kyouikuongakunomurah6.html
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遺伝子の話って、とっても面白い。だって、間違いの話なのだから……。「間違い」ファンの僕が、「遺伝子進化学」に惹かれるのは当然だ。 なのだ。僕はこの「クリエイティブな間違い」というアイディアが大好きだ。間違いにだって、色々あるんだ。「間違いにも市民権を与えよ!」と思う。 そこで僕は、「クリエイティブな間違い」を探し始めた。「ドレミファソ」を弾こうとして「ドレミファソ」と演奏できる人は失格だ。「ドレミファソ」と弾こうとして「ドレファミソ」や「ドレレレソ」になってしまう人こそ、「クリエイティブな間違い」をしでかす可能性を秘めている。 僕は、「間違いの才能」豊かなメンバーを集め、「プー・フー」というバンドを始めた。出来上がった音楽は、予想以上にユニーク。なんと、バンド結成の1年後には、ソニーミュージックエンターテイメントのオーディションでグランプリに輝き、2年後にはCDデビューをしてしまったのだ。やっぱり、「クリエイティブな間違い」は無敵だ! このバンドのギタリスト豐永さんは、楽譜も読めなければ、いわゆるコード・ネームも全くわからない。普通で言うところのギタリスト失格である。Eマイナーが演奏できない代わりに、他のギタリストが決して出さない特異なコードを演奏する。 こんなギタリストとの練習では、素敵な時間が過ごせる。楽譜が読めない彼には、すべてが口伝えで説明されていく。 「ダダン、ジャージャージャー?」こんなやりとりが、少なくとも30分以上続く。この30分以上のやりとりの間、彼は無数の間違いをしでかす。 クリエイティブな間違いは、予測不可能に、突然訪れる。だから、いつでも、それを敏感に察知して、方向転換できる柔軟な感性が必要だ。 では、クリエイティブな間違いの例として、ポップ・ミュージックのアレンジに取り組むクレイグ達を見てみよう。 ホームズ先生が、9年生(13〜14歳)に与えた課題は、ポップ・ミュージックのアレンジだった。アレンジというと聞こえはいいが要するにコピーである。少人数のグループそれぞれが一つのコピー・バンドだ。ジョン・レノンの「イマジン」のグループ、ヒット・チャートの曲をやるグループ、そしてクレイグ達は、ラップに取り組んでいた。 ホームズ先生はこの課題によってコード進行を教えていこうとしていたので、ラップをあまり歓迎していなかったようだ。だって、ラップには複雑なコード進行がほとんどない。ラップのテープに合わせて踊り、歌うクレイグ達に、手を焼いている様子。 ホームズ先生は、無理やりコードをつける。しかし、これはとっても不自然だ。ラップの持つエネルギーが、失われていくだけだ。これでは、この曲を演奏しても楽しくない。結局、彼らの音楽の持つ楽しさや勢いが失われてしまった、コードを教える代償に。 さて、どうしたら彼らのいきいきとしたラップを、音楽的に発展させることができたのだろう。まずは彼らのラップに耳を傾けてみよう。 そもそもラップというもの、歌っているというよりも喋っている感じで、音程があってないようなものだ。複数のラッパーがラップをすると、どのメロディも微妙に違ってくる。クレイグ達のラップは、みんなが同じメロディを歌っているようにも聞こえなかったし、全く別のメロディを歌っているようにも聞こえなかった。その微妙な感じが複雑なハーモニーになっていて、気持ちいい。これこそ、クリエイティブな間違いだ。 この複雑なハーモニーを、音楽用語で「ヘテロフォニー」という。クレイグたちのラップはまさにヘテロフォニーのラップだったのだ。僕は生まれて初めてヘテロフォニーのラップを聞いた。今までに聞いたことがない、新しい音楽だった。ラップに無理やり、コード付けをしなくたって、そこには自発的に、別のハーモニー・システム「ヘテロフォニー」が生まれていたわけだ。 別に「ヘテロフォニー」なんていう大げさな音楽用語を使うまでもなく、ただ耳を傾けると、そこには、変なハーモニーがあったのだ。ならば、 クリエイティブな間違いは、ここかしこにある。それは未知なる冒険へのパスポートだ。創作活動とは、こういった間違いにとことんまで向き合ってみることだと、僕は確信している。 |
