意義: 盗撮
このページは 意義とはに関してが 2008年 04月 12日 17時18分48秒 にクロールしたキャッシュ情報です。

検索キーワード= 盗撮
優先キーワード= 盗撮

意義とは?

[ 37] 「意義暴走」
[引用サイト]  http://www.mkc.zaq.ne.jp/sudoun/igi.htm

僕はその日、何をするでもなく暇を持て余していました。座ったまま、手で玩んでいたライターを何の気なしに点火してみると、カーテンが強風にはためくような音と共に、火炎放射器のような火柱が立ち上りました。驚いてライターを放り出すと、嘘の様に炎は消え去りました。錯覚かと思いながら目を上に向けてみると、ちりちりになった前髪を透かして、天井に貼りついた黒いコゲが見えました。
転がったライターに恐る恐る手を伸ばします。なんの変哲もない百円ライター。まさかと思いつつ再び火を点けてみると、またも炎が噴き出し、3メートルも離れた壁にかけられていたセーターに燃え移りました。
慌てて洗面台に飛びつき、蛇口をひねると、凄まじい勢いで水が流れ出します。あまりの水圧の高さに、ボウリングのストライクのような音を立てて、ステンレスの水槽に穴が開いてしまいました。
急いで蛇口を閉め、汲み置きの水を取り出すために冷蔵庫を開けてみると、今度は中から猛烈なブリザードが襲いかかりました。
おかげで火は消えましたが、突発的に氷河期を迎えてしまった自分の部屋を、僕は呆然と見回すだけでした。
僕の「能力」とは、どうやら物の「存在意義」を大幅に増幅してしまうものらしいのです。こう言うと便利なようにも聞こえますが、その程度があまりにも甚大で、ほとんど暴走と言ってもいいかもしれません。
例えば、水洗トイレを使えば町中のゴミを押し流そうとして洪水を巻き起こし、扇風機のスイッチをひねれば暴風警報が発令され、蛍光灯を点けると地上から夜がなくなる、といった具合です。
自他共に迷惑極まりない能力ですが、これは僕が常々抱いていた疑問、即ち「人間の存在意義とは何か」という疑問を解くための、うってつけの手段だと思われました。
自分の体に関して言えば、意識を集中する事によって、土星の衛星が肉視できるほどに視力を高めたり、前歯で十円玉をかみちぎったりする事は出来ましたが、それは各器官の存在意義に過ぎないでしょう。ここは一つ、他人の体に触って「人間自体の存在意義」という奴を見せてもらうしかないようです。しかしなにぶん結果が予想できず、完全無欠の超人が出来あがるかもしれないし、SFに出てくるようなグロテスクな未来人に進化しないとも限りません。
…外見上の彼には何の変化もありません。何か変った感じはしないか聞いてみると、彼は不信と警戒を目じりに透かし彫りにしながら、「別に」と答えただけでした。
きっと人間には存在意義なんかないんだ。僕はすっかり失望し、挨拶もそこそこに知人の家を後にしました。
この力は当然、日常生活に支障をきたす程のものだったので、昼間は出来るだけ物に触らないよう何もない部屋に閉じこもり、夜は町に出てカッターナイフで鉄板を切り刻む大道芸によって生活費を稼ぐ、という毎日を送っていました。
そんなある夜、いつものように暴走させたカッターナイフでジュラルミンを千切りにしていると、観客の中から中年の酔っ払いが一人進み出て「どうせインチキなんだろ」などと言いながら、僕にコブシを振り上げました。
「殴られる」。そう思った瞬間、僕はとっさに拳が当たる場所に意識を集中させました。体を内部から支える骨格と、外圧から身を守る皮膚が暴走し、その結果酔っ払いは殴りつけた右腕を骨折して、猫のような声をあげながらのた打ち回りました。
運悪く警官が通りかかり、頭ごなしの質問攻めを開始します。僕の能力を信じる人などいなかったので、酔漢が誤って電柱を殴ってしまったという事で一応その場は収まりました。警官はカッターを持っていた僕をどうしても加害者に仕立て上げたかったらしく、今後この辺りで怪しげな芸をしないように、と言い残して立ち去っていきました。
その背中を見ながら僕は、「存在意義も無いくせに」と吐き捨てながら、そばに設置されていた消火栓を蹴りつけました。消火栓は付近のタバコの火を消すために、どうどうと水を吹き上げました。
まずは基本に忠実に、睡眠薬を飲もうと思いましたが、これは薬の瓶を握っただけで三日間も熟睡してしまい、失敗でした。
次は首を吊ってみましたが、暴走した呼吸器官と動脈は、閉めつけられながらもなお、僕の脳みそに新鮮な酸素を送り続けます。首を吊っている事を意識しなければ良いのですが、これから死のうとする人間が、そうそう無心でいられるはずもありません。結局、悪趣味なブランコを二時間ほど満喫した挙句、さすがに馬鹿馬鹿しくなって止めました。
破れかぶれでビルの屋上から飛び降りてもみましたが、これは酔っ払いに殴られたときと同じ、防御機能の暴走によって失敗しました。僕が落着した歩道の表面には蜘蛛の巣状のヒビが生じましたが、ガリレオの鉄の玉よりも固くなった僕の体は傷一つ付いていないのでした。顔を上げてみると、少し離れた場所に女の人が立っていて、あめ玉を飲み込んだような表情で僕を見つめていました。僕はなぜかひどく赤面しながら、その場を逃げ出しました。
部屋に帰って、能力に覚醒したあの日のように、ぼんやりと座り込んでいると、ふとテーブルの上のある物が目にとまりました。僕の商売道具、どんなに厚い鉄板も切り裂いてきたカッターナイフです。
これだ、と僕は喜び勇んで右手でそれをつかみ、左手首にあてがって引き裂こうとしました。が、ある考えが頭を掠め、僕は手を止めます。何でも切り裂くカッターと、けっして破れない皮膚。これこそ本当の『矛盾』ではないか。どうせまた、うまく行かないに決まっている…。
結果はカッターの勝利でした。左手首からあふれ出る血潮を見て、僕は思わず歓声を上げましたが、それも長くは続きませんでした。血液中の血小板が暴走を起こしたらしく、元栓を締めたように流血が止まってしまったのです。それどころか、手首の傷口すら、チャックを閉めるように塞がってしまいました。それは自殺すら虚しくなるほど、間抜けな光景でした。
僕は物の存在意義を暴走させる事が出来る。そしてその能力に常に影響され続ける事によって、僕は不死身の体を手に入れてしまった。これは即ち、人間の存在意義が「生きる」という一点のみであるに他ならない事を示していると言えるでしょう。人間がただ生きる事のみを目的として生きているのなら、僕が何度自殺を試みても成功しなかったのも当然だと言えるのです。
それならば、この能力をうまく使う事によって、怪我や病気に苦しむ人達を救う事が出来るかもしれません。僕は余りにも自分一人の問題にとらわれすぎていたようです。積年の疑問に答えを見出したからには、これからは他人のためにこの能力を活かすべきだと考え始めていました。
ひとたび心が決まると、体までもが生まれ変わったように軽くなっていました。ちょうど居酒屋の前に来ていたので、祝杯をあげるつもりで中に入りました。ビールを注文して、僕の能力と人間の存在意義に乾杯し、コップ一杯を飲み干しました。
その途端、暴走したアルコールの力によって、僕の意識は極彩色の火花を撒き散らしながら、月の裏側まで蹴り飛ばされてしまいました。脈拍は700を越え、呼吸麻痺を起こし、肝臓を破裂させ、アルコール度80%の血液から火をふき出しながら、あっさり死んでしまいました。

 

[ 38] 孫呉の歴史的意義
[引用サイト]  http://f27.aaa.livedoor.jp/~sonpoko/zatu3.html

三国時代で歴史的に見て中心になる国はどこでしょう?呉や蜀のファンには不満も残るかもしれませんが魏です。
国家としての制度を見てみましょう。三国時代に考案された九品官人法(人材の推薦制度)は魏の陳羣が成立させたもので,呉・蜀はそれに準じた制度があるだけです。いわば魏のマネっ子をしているわけですね。政治的な制度では呉・蜀には特に見るべきものはほとんどないのです。
対外的にも魏は魏史倭人伝に見るように周辺諸国との交流があるのに対して,呉や蜀にはそう言った外への影響力は極めて微小です。孫権は亶州(日本)を探しに行かせたりしてますが大失敗してます。倭人(日本人)の方から交流を求められる魏と自分から探しに行って大失敗してしまう孫権・・・・。この差は一体何なんでしょう(T^T)。
さらに文化面では自らが優れた文化人であり新しい詩文の文化を作った曹操・曹丕に対して,孫権・劉備には文化のブの字も見当たりません。武の字はあるかもしれませんが^^;。張昭の家に火を放つ孫権にそれに焚き付けられてさらに内側から土塁を作ってしまう張昭・・・こいつらに文化を望むほうが無茶であります^^;。(ただし諸葛亮の出師の表は歴史的評価は高い)
以上のことから三国時代の最大の政治家は曹操・曹丕であり,それに追随するはずの劉備や孫権の歴史的意義というのは大きく離されます。
ではそれを踏まえた上で呉・蜀の歴史的意義とはなんでしょう?蜀はその成立自体が反魏・漢王朝の正統を受け継ぐという大儀名分になっています。その大儀名分が建国の意義になっており,そのために諸葛亮は無茶な北伐を何度も行わなくてはならなかったとも言えます(その北伐が出師の表という文化的な遺産を産むわけですね)。皮肉なことに蜀の衰退の一因であるはずの北伐自体が蜀の存在意義であり,そのことが文化的な価値まで生み出したとも言えます。
では呉は? 呉の孫権は漢王朝を受け継いだわけではありませんし,表面的にしろ魏に臣従していた時期すらあるわけですから反魏というわけでもない。ですから建国自体には意義はないと言えます。
『おりょ?曹丕も劉備も皇帝になったんならワシもなっていいんじゃねーの?』てなノリで国作ったとも言える^^;。文化面でも酒飲んでやっちゃえやっちゃえ系軍団の孫権政権に文学を望むべくもない^^;。それじゃー呉が後世に残した意義ってなんなんでしょう?
それは恐らく政治的な制度や文化的遺産ではなく経済的な観点からの意義です。呉書を紐解くと山越という異民族との争いが実に多いことが分かります。それに孫策の江東制覇の時期にも妙な宗教団体が各地に乱立していたことが読めますし(実は仏教もこの頃に入ってきてます),呉の支配地域というのは中華の文化圏からまだまだ独立した蛮地だったとも言えます。蜀も確かに辺境ですが益州というのは実は劉邦の時代から流刑に使われていますし,漢中も中国にとって大事な地域です。益州南部は確かに蛮地でしたが北部は中華の文化圏だったと言えるでしょう。
孫権はその中華の文化圏外の地域に積極的に勢力を伸ばし,呉にとって有益な土地になるように開発をし,それらを中国の版図に入れていったわけです。そのことが後の南北王朝の対立が可能となる基盤を作ったのです。南朝の歴史の一番始めに呉が数えられるのは決して間違えではなく,呉こそが南朝の基盤を作った歴史的な意義を持つ最初の国だと言える・・・・のではないでしょうか?

 

戻る